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「TVプロデューサー・メイの事件簿」とナンシー・スター

路線ぶれぶれ!?

「つぎはおまえだ」「迫りくる死」(集英社文庫)
 ヒロインは人気トーク番組「ポーラ・ライブ」のプロデューサー。脚本家の夫と離婚し、女手ひとつで5歳と7歳の娘2人を育てている。仕事だけでも忙しいのに自宅はどこもかしこも故障するし、オーペア(*ベビーシッターをしてくれる住み込みの留学生)とのトラブルも絶えない。
 時間もお金も足りない日々の生活の中、ライバル番組のプロデューサーが次々と殺され、ヒロインにも火の粉が飛んできてしまう。市警の若手刑事からは容疑者扱いされるし、同僚からも冷たい眼差しを浴びるし、トーク番組の司会者はとんずらするし……ただでさえ忙しいヒロインが殺人事件の謎を追い、更に目まぐるしい毎日になっていくという第1弾。
 第2弾は忙しい生活を一新しようと働き方を変えた(週3日出勤、2日在宅勤務)ヒロインだが、思うように仕事をこなせず悩みが尽きない。新しいオーペアのお蔭で問題は1つ減ったものの、前回の事件の影響で下の娘が情緒不安定だ。
 いつも溌剌としたママ友に「若返りのスパ」の話を聞き、トーク番組の取材を申し出たところ、肝心のママ友が自宅プールで不審な死を遂げた。よくよく調べると、彼女のスパ仲間も同じ時期に亡くなっているという。友人の死に疑問を抱いたヒロインが、単独で事件の謎を追っていく。
 バツイチで2人の子持ちのヒロインと、男やもめで3人の子持ち(*こちらは息子)のヒーロー。展開はほのぼので明るくコメディタッチなのですが、殺人事件自体は結構シリアスだったりします(⇒特に第2弾の関連死は……そういえば、あの頃は大騒動になったなぁ~と、感慨深げにサプリメントを眺めてしまった)。
 離婚成立後、ヒロイン元夫は突然売れっ子になり、バービー人形のような小娘(*しかも富豪令嬢)と結婚。そして、実母はあろうことか元夫の父親と再婚するし(⇒元夫とは永久に縁が切れなくなった!)、周囲はヒロインを置いて皆が幸せになっていく。それなのに、ヒロインは殺人事件に巻き込まれ、容疑者にされた上、殺されそうになる――なんだかヒロイン1人が不運で可哀想に思えましたが、ちゃんと素敵なご褒美が用意されていました。
 妻が病気で亡くなると、葬儀後にヒーローを慰めようと女性が列を作った~というくらいのハンサムで、仕事もできる頼もしい刑事の恋人です。でも、お互いの子供を5人も抱えては、満足にデートもできない。キス程度のいちゃいちゃで娘達に「エッチなことをしている」と笑われる(う~ん、微笑ましい♪)。なので、かなりラブは抑え気味の作品です。
 1、2作と出版されて3作目はないのかと探したところ……どうも出版されていないようでした(⇒Amazonでもこの2冊しかヒットしませんでした)。それにシリ-ズ物なのに集英社文庫の表紙は関連性が全くないし、2作目には「TVプロデューサー~」の文字すらありませんでした(⇒裏のあらすじには「人気ミステリー第2弾」と記されていますが~同じ主人公によるシリーズ作品なのに、第2弾が出版される2年の間に何が起きたのかしら!?)

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