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「恋する花嫁」とレイ・モーガン

 子供と共に……

「恋する花嫁」
 今と違って小学生の頃はファンタジーの世界が大好きでした。その中でも佐藤さとる先生の「コロボックル物語」シリーズは私のお気に入りで、今でも村上勉さんの挿絵が瞼に浮かんできます。そして、世界中で愛されたミッフィー(*私の子供時代はうさこちゃんね)の作者ディック・ブルーナ氏――馴染み深い2人の訃報が立て続けに入り、驚いてしまいました(寂しいなぁ~)。心から両氏のご冥福をお祈りいたします。
 今回の作品は人工授精で宿った赤ん坊にまつわるお話です。ヒロインは亡き夫の精子で人工授精をして子供を妊娠した。ところが、病院から連絡を受け行ってみると、子供の父親が全くの別人だと知らされる。
 驚き、困惑、様々な感情が入り乱れるヒロインに、ある男性が声をかけてきた。救いの使者かと思いきや、ヒロインの子供の父親であるヒーローだったのだ。彼はどうしてもお腹の中の赤ん坊が欲しいようで、ヒロインにあの手この手を使って説得し始める。
 贈り物作戦や仕事の依頼、共同親権の提案等、どれもこれも素敵なヒーローの申し出に、ヒロインはYESと言いそうになるが、赤ん坊を譲る気はなかった。
 しかし、とうとうヒーローは禁断の一手を使ってきた。自分の実家である牧場にヒロインを連れていき、この環境で子供を育てたら……とヒロインにプロポーズしたのだ。頑なにヒーローの申し出を拒否していたヒロインも、このプロポーズだけは断り切れず、ベッドを共にしないという条件で結婚を受け入れた。
 途中からヒーローの生い立ちにまつわる暗い部分が入り込んで、物語をややこしくしていきます。ヒーローはバツイチで元妻の仕打ちによって、女性不審気味です(⇒ダブルの不幸に見舞われて、実は根暗のヒーロー)。
 同じ人工授精のエピソードを持つ「大富豪の望み」に比べると、やや軽めなテイストで読みやすいですね(⇒私の好みは「大富豪~」の方だけれど)。ヒーローの根暗エピソードに振り回されて、若干本筋(*主人公のラブの部分)が逸れてしまったのが残念でした。
*表紙の絵が素敵です♪

恋する花嫁

恋する花嫁

[著]レイ・モーガン [翻訳]山田信子


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