FC2ブログ

「ウィークエンド・ロマンス」とミランダ・リー

 母は強し!?

「ウィークエンド・ロマンス」
 か弱い女性も母親になると強くなる……でも、「女はいくつになっても心は乙女」というような作品です。
 バツイチ、2人の息子がいるヒロインは、十数年ぶりの就活にも関わらず、建設会社の社長秘書の座を射止めた。その理由は社長であるヒーローが、浮ついた若い娘ではなく大人の女性を必要としていたからだ。ヒーローの希望通りにヒロインは仕事に打ち込み、1年経った今では上司と部下の信頼関係も確固たるものになっていた。
 ところが、ヒーローは交際している腹黒い女優と婚約してしまう。婚約パーティーで浮気相手とヒーローとの関係を《金目当て》だと暴露する婚約者(⇒しかも、この相手が取引先のいけ好かない既婚男性)。
 ヒロインがどうにかして2人の結婚を阻止したいと考えていた矢先、ヒーローが工事現場で事故に遭い、ここ6週間の記憶を失ってしまう。咄嗟にヒロインはヒーローの婚約者になりすまし、療養を兼ねて離婚で得た自分の別荘へとヒーローを連れて行く。
 元夫による言葉の暴力で、ヒロインは女性としての自信をすっかり失い、男性不信になっていいた(⇒元夫が美容整形外科というところがミソ。ハンサムでエリートの自惚れ屋で、女性を表面的にしか評価できないゲス野郎。最後は反省しているような感もありましたが、この手のタイプは一生こんなだと思います)。
 ところが、記憶喪失でヒロインを婚約者だと信じ込んでいるヒーローが、ずっと胸の内に秘めていた思いをポロポロと告白すると(⇒学歴もなく粗野な自分には、ヒロインは高嶺の花だった等)、ヒロインの頑なだった心が徐々に解放されていきます。
 舞台がオーストラリアなので、オポッサムの赤ちゃんが登場したり……自然豊かな別荘の挿話(*心温かな隣人夫妻との交流等)が癒しポイントでした♪
 物語後半のヒーロー&ヒロインの《良い人チーム》と、ヒーロー婚約者&ヒロイン元夫の《俗物人間チーム》の対立が大きな山場となっています(⇒重苦しい感じではなく、コミカルな感じでした)。
 ヒーロー、ヒロイン共に30代半ばの大人なのですが、まるでティーンエージャーのように急速に恋の炎が燃え上がります(⇒駄目よ、駄目よと言いながら~ヒロイン陥落。さすがミランダ作品、情熱的です!)
 ちなみにヒロインには10代の息子が2人いますが、寄宿学校にいるせいか影が薄くて、シングルマザーっぽい感じがしませんでした(⇒そこがちょっと不満な点かしら!?)。
 
ウィークエンド・ロマンス

ウィークエンド・ロマンス

[著]ミランダ・リー [翻訳]伊坂奈々

スポンサーサイト

コメント

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

トラックバック


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)