FC2ブログ

「たそがれの訪問者」とキャロル・モーティマー

 おぉ、そうきたか!

「たそがれの訪問者」
 シングルマザーのヒロインは小さな美容院を経営し、つつましくも幸せな毎日を過ごしている。
 ある日、閉店後の美容院に男がやってきた。ほこりまみれの様子からして、隣の建設現場で働いているらしい。彼女はひと目で彼の優しい笑顔と温かい眼差しに惹かれ、忘れかけていたときめきを感じながら髪をカットする。すると彼は財布を忘れたと言い、お金を払わずに帰っていった。 
 ヒロインの人生にはこれまでも予期せぬ災難が多かった。今回も時間を無駄にしただけ。もうあの人に会うことはないだろう。ところが翌朝、綺麗な服装で散髪代を持ってきた彼は、ヒロインを強引に昼食へ誘う。
 一体どういう人なのだろう? 仕事を休んで平気なのかしら? その時、既にヒロインの平穏な生活は大きく変わり始めていた……
 このあらすじを読んで「ベティ作品のような穏やかな物語」だろうと、勝手に決めつけていました。ところがどっこい、序盤から話はあらぬ方向へと行ってしまいます。
 ヒーローは初対面でヒロインにロックオン。そのため、パーソナルエリアを無視して、ヒロインにグイグイ近づきます(*強引なくらいに)。
 それなのに、肝心のヒロインはなかなかloveモードに突入せず、姪の存在を知った元恋人(故人)の兄の出現により、異常に娘に執着していきます(⇒自分の幸せよりも娘の幸せを願う母親、という設定は納得できるのですが、このヒロインの場合はやや不自然な感じでした)。
 途中、娘を巡ってヒロインとヒーローの仲が険悪になり、このままラストを迎えるの~!? とハラハラしたりして(⇒ヒロインの執着心が爆発! 怖いくらいでした)……最後のひと捻りのお蔭で、「あぁ、それでか~」とガッテン承知でき、無事にハッピーエンドを迎えました。
 週1~2冊ハーレクインを読んでいると、たまにこれくらいの捻りが効いた作品が必要になってきます(⇒あまりにも定番だと、最初と最後だけを読めばOKだもの)。久しぶりに面白い作品に出会えたと、ちょっと得した気分になりました♪ でも、それはあくまでも個人の好みで、Renta! サイト のレビューでは残念ながら評価は今ひとつでした(⇒ラブ少な目なので、要注意です!)。

たそがれの訪問者

たそがれの訪問者

[著]キャロル・モーティマー [翻訳]上村悦子

スポンサーサイト

コメント

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

トラックバック


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)