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「冷たいボスの熱いキス」と荻丸雅子

 抜群の安定感。

「冷たいボスの熱いキス」
 久しぶりのコミック感想です!
 崩壊家庭で育ったヒロインは、17歳で妊娠し、恋人に捨てられ、一人で赤ん坊を出産した。それから、製紙会社の社長秘書という仕事をしながら、女手一つで息子を育てていった。
 ところが、社長が急死してしまい、生き別れていた息子(=ヒーロ)に経営が移ると、ヒロインの生活が一変してしまう。
 企業買収家として成功を収めたヒーローは、父親から譲られた地方の製紙会社には興味がなく、さっさと売り飛ばしたいと考えていたからだ。
 17歳に成長したヒロイン息子はアイスホッケーの選手で、私学の名門校から声がかかっている腕前だ。だが、ヒロインには私学に通わせるほどのゆとりがない。ヒーローに直談判しても昇給は望めず、勤めている会社もなくなってしまうかもしれない。その上、家の暖房が壊れ出費がかさむ……やることなすこと上手くいかないヒロインは、17年前と同じような惨めな気分だった。
 学歴もなく生活カツカツのシングルマザー・ヒロインと、高学歴で成功した企業買収家のヒーロー。出会うはずがなかった2人が、ヒーロー父の死で急接近します。
 幼い頃に両親が離婚し、父親とは疎遠になっていたヒーローにとって、父親が製紙会社を残したことは迷惑にしか思えなかった。だから、冷たい態度で従業員たちと接していたのに、ヒロインとの仲が深まるにつれ、ヒーローにとっても亡き父親との貴重な思い出の場所となっていき……クールで知的なヒーローがヒロインと付き合うことで、どんどん優しい表情になっていくのが大きなポイントでした。
 金銭的に追い詰められたり、息子との衝突があったり、ごくごく普通の生活を営むヒロインの心模様にも共感できました(⇒ヒロインが美人でスタイル抜群のモデルとか令嬢とかだと、今ひとつ感情移入できないものね)。
 どうしてもコミックだとページ数が足りないのに、荻丸先生の作品はその限られた中で主人公の立場に寄り添って、原作よりもわかりやすく心情を描いているような気がします(*漫画は表情ひとつで全てを語れるから凄い!)。
 今回の作品も抜群の安定感で、もしかしたら原作を超えているかもしれませんね(⇒コミックが良かったから、原作はどうしようかなぁ~です。まだ「結婚はだめ」を考え中……Renta!サイトのチケットは充分あるから、3チケットを使っても大丈夫なのですが)。
「完全なる結婚」が再版されました。「男性ホルモン受信中(Byワッキー)」なヒーローが活躍している作品です。

冷たいボスの熱いキス

冷たいボスの熱いキス

[著]荻丸雅子 [原作]バーバラ・ウォレス

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