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「あなたに会えた奇跡」とヘレン・ブルックス

 トラウマ対決、ヒロインの勝ち。

「あなたに会えた奇跡」
 あぁ、またもやトラウマ抱えたヒロイン作品を読んでしまいました。今回もヒロインのダークな過去が暴かれていきます。
 公積算士(せきさんし *イギリス特有の建物や土地造成設計等の、都市建設事業と不動産事業にかかわる職種の中で、建築積算を専門におこなうby Wikipedia)のヒロインは、あるパーティで大成功を収めたホテル経営者ヒーローと出会う。
 過去の忌まわしい出来事のせいで男性に不信感を抱くヒロインは、初対面のヒーローの傲慢な態度に虫唾が走り、つい嫌味を含んだ反応を示してしまった。
 ところが、初対面での印象が悪かったにも関わらず、ヒーローはヒロインに興味を持ったらしく、名指しで仕事の依頼をしてきた。
 ハンサムで裕福で自信家なヒーローは、ヒロインがかつて愛した男性とよく似たタイプ――今でも過去を思い出すと、動揺し激しい吐き気が襲ってくる。それなのに、ヒーローに魅かれる気持ちが抑えきれず、ヒロインは必死になって抵抗するのだった。
 一方、一目でヒロインに魅かれたヒーローには、婚約者に裏切られた過去があった。しかし、その過去を忘れ去ることができるほど、ヒロインへの想いは強くなっていく。それなのに、一向に心を開かずヒーローを拒否し続けるのであった。
 ヒーローのトラウマなんか屁でもないような(⇒これを堂々と話す方が恥ずかしくなるくらい、ハーレクイン・ヒーローにはありがちな過去)、トラウマ抱えのヒロイン登場です。
 若い頃の恋愛の失敗だけだと思いきや、ヒロインの生い立ちにも色々あって……どんだけ不幸を背負いこんでるんだ!?ってな感じです(⇒可哀想だけど、痛い女にしか見えないんだもの)。
 ヘレン・ブルックスのヒロインはトラウマ抱えが多いようだけれど、今回の作品はピカイチかもしれません。惨めなヒロインは好きですが、痛いヒロインはつらいよ、寅ちゃ~ん!
 ですが、結末は落ち着いた展開だったので、穏やかな気持ちで読み終えることができました(⇒それが救いでした&ヒロイン叔母の明るいキャラクターもね♪)。

あなたに会えた奇跡

あなたに会えた奇跡

[著]ヘレン・ブルックス [翻訳]すなみ翔

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