FC2ブログ

「大富豪の天使を抱いて」とキャスリン・ロス

 お前が言うか、その台詞。

「大富豪の天使を抱いて」
 今月13日、女優・野際陽子さんがお亡くなりになりました。以前から闘病中という情報が耳に入っていましたが、まさかという感じです。大好きだったドラマ「ずっとあなたが好きだった」と「トリック」でのキャラクターの違いには随分と驚かされました。81歳という年齢には見えなかった美貌に気品、いでたちの美しさには、女性として見習うべきところが多いです。心からご冥福をお祈りいたします。
 今回の作品は6月20日刊の〈ロマンス・タイムマシン〉と題された、過去の名作を復刻する企画だそうです。
 ヒロインは4歳になる娘を育てながら広告代理店で働くシングルマザー。ある日、娘のベビーシッターが遅刻し、とある企業の宣伝部長との約束に遅れてしまう。幸運にも代わりに社長と面会できることになったが、そこにいたのはかつて愛した男性で娘の父親であるヒーローだった。
 過去に愛し合いながらすれ違い、妊娠を告げぬまま別れた相手――小さな誤解が積み重なり、2人の間には大きな壁ができていた。
 私の手元にある作品と題名が違うので、すぐには気付きませんでした。以前は「決して後悔はしない」というタイトルでした(*原題は「No Regrets」)。
 仕事優先のヒーローの本心がつかめず、彼の元を涙ながらに去ったヒロイン。そして、ヒロインがついた嘘のため、生まれてきた娘に会うまで4年という月日がかかったヒーロー。
 シークレットベビー物にありがちな「どうして今まで俺に隠していたんだ?」という、圧をかけまくっていたヒーローが、最後に発した台詞があのタイトルでした(⇒そして、その行を読んで「お前が言うか、その台詞」と思わず呟いたのは私です)。
ヒーローは自分の元を去ったヒロインを探したって言うけれど、本当に探せなかったのか……何故かヒロインが苗字を変えていたので、難しかったのかもしれないけれど~そう思わせるためだけに、この設定にしたのかしら!? ヒロインが苗字を変える意味が今ひとつ理解できませんでした(⇒っていうか、苗字ってそんなに簡単に変えられるのかしら???)。
 あと、ロマンス小説には子供が登場する作品が数多くありますが、やたらと大人びた話し口調なのはいかがなものかと思いました。ヒロイン娘はまだ4歳になったばかりで「3匹のこぶた」が大好きという設定。その割に台詞は大人口調なのは~もしかしたら漢字のせいかもしれませんね(⇒子供の台詞の部分は平仮名にするって、無理なのかしら!? うちの子が4歳の頃はまだまだ意味不明の単語を発していましたよ)
*いつもご訪問いただき、ありがとうございます。日頃の感謝を言葉にしていなかった無礼をお許しくださいね。思わぬ反応や出会いもあり、毎回のブログ更新が楽しいです(⇒最近は忙しく週1になっています)。


大富豪の天使を抱いて

大富豪の天使を抱いて

[著]キャスリン・ロス [翻訳]中原もえ


*キャサリン・ロスといえば、映画「卒業」で有名なアメリカの女優さん。でも、この作品の作家さんはイギリス育ちのキャスリン・ロス。
スポンサーサイト

コメント

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

トラックバック


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)