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「天使のせせらぎ」とリンダ・ハワード

 ヒストリカルといえばヒストリカル。

「天使のせせらぎ」(ヴィレッジブックス)
 寒い、寒い! こんな寒い日はこたつでぬくぬく読書が1番です。
 今回の作品もヒストリカルですが……舞台は中世ヨーロッパではなく、開拓時代のアメリカ西部のお話です。しかも、初ヴィレッジブックスのロマンス小説です。とは言え、作者がリンダ・ハワードなので毎度お馴染み的な親近感がありました。
 ヒロインは両親を相次いで失い、たった一人で菜園を営んでいた。エンジェルクリークと呼ばれる谷間の肥沃な地で、夏の乾期に周囲の牧場が水を求めて苦労している時も、ヒロインだけは悠々と乗り越えられてきた。
 この時代に女が一人で自立することは困難極まりなく、勘違いした男たちの誘惑や脅しに辟易していた。そんなヒロインの菜園に一人の男がやって来る。近隣で一番大きな牧場を経営するヒーローだ。もちろん、彼の狙いは誰もが羨む肥沃な地エンジェルクリーク。しかし、一目ヒロインを見たときに、それだけでは済まないような気がした。
 ヒーローが好条件で立ち退くことを提案するも、ヒロインは一切聞く耳を持たず拒否した。この出会いが二人の運命を変えるきっかけとなり、様々な騒動が巻き起る。
 リンダ作品にありがちな強引ヒーローが、途中で大暴走します。ヒロインを守るのは俺しかいないとばかりに、勘違いな行動に走ってしまい、あわや2人の関係がパぁ~的な展開を迎えます。
 強いヒロインがちょっとしたことでヒーローに頼らざるを得ない状況に陥って、そこから信頼関係が生まれ、やがて本物の愛が芽生えていく――リンダ・ハワード節全開の作品でした(⇒現代物に比べると仕掛けが少ないので、物足りなく感じるかもしれません。でも、ヒストリカルだと思えば十分満足できました)。
 初ヴィレッジブックス作品でしたが、確固たる実力のある作者なら、どこの出版社だろうが関係ないかもしれませんね(⇒あとは翻訳者さんの力量にかかってくるかな!?)。

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