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「あやまちは愛」とトレイシー・アン・ウォレン

 またもやロッテちゃん……プロ野球もメジャーリーグも始まったね♪

「あやまちは愛」(二見文庫)
 この時期は毎年こんなに風が強かったかしら!? ってなくらい、外では風がぴゅーぴゅー吹いている。もちろん、花粉症なので洗濯物は部屋干しです(⇒せっかく陽気も関係ないわ~)。
 今回はヒストリカル。しかも、久しぶりの二見文庫で、お初の作家さんです。社交的で身勝手な双子の姉の心変わりで、内気で聡明な妹ヒロインは身代わりで結婚することになった。相手は裕福な公爵ヒーローだ。父親と弟の借金返済のための政略結婚だが、秘かにヒーローに恋していたヒロインは突拍子もない提案に同意してしまう。
 豪華な衣装を身にまとうヒロインは、誰の目にも姉だと映っているようだ。ヒーローも姉友人も、両親でさえヒロインを姉だと思い込んでいる。
 姉と違って口下手で内気な性格だが姉のように振舞うことで、ヒロインにも自信が湧いて来たらしく、何もかも上手く進んでいる。夫には素の自分を愛して欲しいが、彼は姉との結婚を望んでいた……身代わりだと真実を打ち明けられない悲しさがあった。
 一方、ヒーローは一緒に暮らしていくうちに、妻の温かくて素直な性格に惹かれ始めていた。結婚する前は美しい外見が取りえだけの我儘女だと思っていたのに、どうやらそれは勘違いだったようだ。双子の姉妹が入れ替わっていることなど、これっぽっちも疑っていなかった。
 ところが、ヒーロー弟が大学を放校になったことで事態が一転する。兄嫁の不審な行動に、ヒーロー弟は双子が入れ替わっていると気づいてしまうのだった。

《二見書房さんからのコメント》
 本作品は、栄えあるRITA賞(07年度)の新人部門、およびヒストリカルロマンス部門にダブルノミネートされ、共にファイナリスト(最終選考作品)として残り、みごと最優秀新人賞(2007 RITA Winner for Best First Book)の栄誉に輝きました!
 RITA賞とは、PWA(全米ロマンス作家協会)の主宰・選考により優れたロマンス作品に与えられる文学賞で、ロマンス小説界ではもっとも権威のある、最高の栄誉とされる賞です。

 双子あるあるの定番内容を、丁寧に描いた秀作です。ヒロインの控えめな性格が個人的に好みでした(⇒惨めなヒロインキャラ好きにはたまらない!)。
 ヒーロー弟の優しい気遣いがなかったら、この作品は救われなかっただろうなぁ~弟が主役の続編(*三部作になっているようです)はないようですね。ヒーロー(⇒ちょいと影薄いかも)のとんでも勘違いも、お互いの気持ちを整理する《冷却期間》だと思えば納得できる展開でした。
 ただ、毎回思うのは双子キャラの極端な性格設定――ヒロインは清楚で賢くて、その上性格まで良いと褒めまくる。一方で姉は我儘、勉強嫌い(*この時代は女性の教育に熱心でなかったので、ヒロインの方が特殊なのかもです)、男性との交際にも奔放だと、まるで悪女のように描かれる。いくら双子の性格は別だと表現するつもりでも、これはちょっとやり過ぎだと思いませんか?
 しかも、この悪女姉がヒロインとなって続編が出版されているのです! 続編を書くならもう少し姉ちゃんを良く書いてあげなよ~って思わずにはいられませんでした。多分、続編を読むことはないでしょうね(⇒レビューを読んでも評判がよろしくないので。イライラするのは嫌だもの)。

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